2006年7月17日 (月)

私を離さないで

映画をよく観る時期は、本もよく読んでいて、ここ何ヶ月かは映画と本三昧だった。7月に入って忙しいのと暑いのとで、脱力気味。

Kazuo そんな中、先月買っていた、カズオイシグロの新刊「私を離さないで」を読みました。大好きな作家です。5歳まで日本で育ち、その後イギリス、小説は英語で書かれているので翻訳ものとなります。

「女たちの遠い夏」「日の名残り」「浮世の画家」など、寡作なので新刊が出ると飛びついてしまいますね。文章がとても美しく、端正でストイック。たんたんとした描写ですが読み出すと止まらないのですね、これが。

この「私を離さないで」は今までとは、ひと味違う不思議な雰囲気の話です。非常に特異な環境に置かれた「生徒」たちの話で、奇妙な状況の中、話が進んでいくのですが、彼らの感じること、生きていく姿は普遍的なもので、そのギャップに違和感を覚えながらも引き込まれます。読後の陶酔感みたいなものがあって、満足。いい作品だと思います。

机の上には、買ったまま読んでいない本が雑多に積まれていまして、、高村薫の「新リア王」、恩田陸(最近のお気に入り)の「ライオンハート」、マヌエル・リバスの「蝶の舌」などなど、その中に「7つの習慣」があったりして、映画と同じくこちらも濫読。

映画と本があれば生きていける、、たぶん、、、ので本屋に行くと安心する私です、ああ、老後はこれで遊べるってね。ついでに Good luck & good night のサントラ盤が今日のバックグラウンドミュージックでした。  (ぴの)

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2006年3月12日 (日)

片思い

と、いっても私の思い出話ではないから、心配しないで。東野圭吾の作品です。

彼の作品は、どれも読み出したら止まらない。昨日休みだった私は、お昼過ぎに「片思い」を読み始め延々4~5時間、ひたすら読み続けました。よかったですねえ。意外な展開の推理小説的な面白さはもちろん、登場人物のそれぞれの思いがしっかり描かれているので、読み応えはたっぷりです。

最近、「容疑者Xの献身」で直木賞を獲得。この本もとて~も面白かった。犯人は最初からわかっているのだけれど、最後の最後までトリックがわからない。私が今までかなりの数読んだ推理小説の中にも出てこなかった(気がする)驚きの結末。かなりお薦め。

「白夜行」「秘密」「片思い」 そして、「容疑者・・」とこれまでに7.8冊読みましたが、彼の作品に共通するのは、相手(恋人や友人であったり、家族であったり)を守るための痛々しいまでの想い。ほんとに痛々しいのよォ。。。

こうやってどっぷり1日本に浸るのは、私の休日の楽しみです。(ぴの)

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